資料:John F. Helliwell et al. eds. 2016. World Happiness Report 2016 Update.

あなたが考えうる最良の人生を10点、最悪の人生を0点とすると、自分の人生は何点くらいだと思いますか。このような方法で人々の回答を集め、それを国ごとに平均すると、スウェーデンを含めた北欧諸国は、常に世界の上位に登場します。

どんな人生を幸せとするかは人によってそれぞれ異なりますが、北欧諸国では、自分が良いと思える人生を歩んでいる人々が、他の国々に比べてとても多いのです。



資料:Forbus

アメリカの雑誌フォーブスが毎年発表している「ベスト・カントリーズ・フォー・ビジネス」ランキングで、スウェーデンは139カ国中、トップの評価を受けました。

この指標は、財産権、革新性、税制、技術、汚職の少なさ、自由度(個人、貿易、金融)、官僚主義のなさ、投資家保護、株式市場の11項目の評価を総合したものです。スウェーデンはこのうち7項目で10位以内に入っており、企業が活躍しやすい環境をまんべんなく整えているのが特徴です。

10年前の2006年、スウェーデンの順位は17位でした。しかしその後に順位を上げ、前年が5位で、今年は初めてトップになりました。

ちなみにランキングの上位には、6位のデンマーク、8位にフィンランド、9位にノルウェーと北欧諸国の進出が目立ちます。これに対して日本は総合順位で37位と、先進国としては、かなりの遅れを取っています。



資料:World Bank, World Development Indicators

2015年におけるスウェーデンの1人当たり国民総所得(GNI)は57,810ドル、同年の日本円換算で約700万円で、世界7位。トップ10位を見渡すと、ノルウェーを筆頭に北欧諸国が4つを占めています(ちなみにフィンランドは15位)。

他方、日本は36,680ドル(約444万円)ですから、スウェーデンの豊かさは日本の1.5倍以上ということになります。スウェーデンは日本よりも物価水準が高いので、実際にはそれほどの差は感じませんが、スウェーデンが豊かなことは疑いありません。


資料:OECD, OECD Data

日本とスウェーデンの経済成長率を比べてみると、1970年代、1980年代までは日本がスウェーデンを概して上回っていました。ところが1990年代前半を境にして、この20年間はスウェーデンの方が概して上回っている状況が続いています。

過去10年間(2006年~2015年)の平均成長率を見ると、日本の0.5%に対してスウェーデンは1.9%。ちなみに同時期のアメリカとドイツの平均成長率は1.4%、ユーロ圏は0.7%ですから、日本ばかりでなく他の先進諸国と比べても、かなり安定した成長力を維持していることがわかります。