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JISS研究講座 第185回 「スウェーデンの税金は本当に高いのか」

スウェーデンは社会福祉が充実している国として広く知られている。一方で、充実した社会福祉制度を維持するために、高い税金を国民が負担してきた。スウェーデンの消費税率は25%と世界で最も高い国のひとつである。税金があまりに高いと消費水準も生産水準も減退し、経済の活力、国際競争力が失われる。しかし、スウェーデンの国際競争力は決して低いわけではない。スイスのローザンヌにあるビジネススクールIMD(International Institute of Management Development)が毎年発表している各国の国際競争力ランキングでスウェーデンは2000年以降、常に日本を上回る順位である。直近2015年のランキングでは、スウェーデンは9位、日本は27位であった。2000年以降で、スウェーデンが6位以内であった年は6回あり、2008年以降では常に上位10ヶ国にランキングされている。一方、日本は2000年以降、2回17位にランキングされた以外は、20位以下の順位であった。このような認識に立って、「スウェーデンの税金は本当に高いのか。」ということを本講座では考えてみたい。

・講師
福島淑彦教授 早稲田大学政治経済学術院
・日時
2016年4月21日(木)
午後6時~8時(5時半開場)
・場所
スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム(港区六本木1-10-3)
駐車場はありません。
・参加料
スウェーデン社会研究所会員は無料
一般1000円、学生500円(当日受付にて)
・申込方法
メール(office@m.jissnet.com)にてお願いいたします。