コンテンツへスキップ

2012年2月、極寒のスウェーデンに佇み「いずれこの地に仲間とともに戻ってくる」と誓った女性がいた。彼女は3・11東日本大震災と原発事故で揺れる福島からの自主避難者。スウェーデン社会研究所の所長であった故須永昌博氏との出会いで大きく人生がシフトした一人である。
グローバルな視野が求められながらも、環境や状況の整わない日本。
年金・少子高齢・原発事故・各地での自然災害…。
幾多の問題や課題を抱えながらも、政治家と国民の距離は未だに縮まらない日本において、平等の理念のもと福祉先進国であり民主主義先進国であるスウェーデンに学ぶことは多い。
どんなに良いことも知らないと真似できない。
須永氏から受け継いだ彼女の熱き思いは、国交150周年となる2018年の2月、活動拠点である福島県いわき市の助成も受け、目からウロコの【大人の修学旅行】という形で叶えられた。
今回、スウェーデン社会研究所のご厚意により、大人の修学旅行に参加した10名、夫々が、自ら見、聞き、体験したスウェーデンについてのピュアな思いを報告させていただく。
大人になっても失わないワクワクドキドキの貴重な体験や経験を皆さまと共有したく思います。
多くの方のご参加をお待ちしております。

● 講演者 「元気の素カンパニー以和貴」代表 植木 秀子 氏 ほか11名 
● 日時 2018年3月16日(金) 午後6時~8時(5時半開場)
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)

【今後の研究講座(予定)】

今回は、カーリン&カール・ラーション友の会代表であり、当研究所の理事でもある宮田宜子氏のご尽力で、カール・ラーション・ゴーデンのお2人のスタッフをお招きし、様々なお話を聞かせていただきます。
以下は、宮田氏からのメッセージです。
-------
息子が高校生の時に留学したことがきっかけとなり、スウェーデンに深い関心を持つようになった私はあっという間にカール・ラーション夫妻のとりこになってしまいました。
スウェーデン画壇の大御所であり国立美術館の大壁画などの作者としても有名な、画家カール・ラーション(1853~1919)は「スウェーデンでもっとも愛される画家」と言われ続けていますが、それは子だくさんの家族と自らの住まいをモティーフにした数多くの作品があればこそのことです。ストックホルムやイェーテボリなどの都会を離れて本拠地としたダーラナ地方スンドボーン村の住まい「リラ・ヒュッテネース」は外装、内装、家具調度のほとんどすべてを夫婦で合作したラーションの最高傑作(と、私は思っています)ですが、100年以上前の姿のまま保存されカール・ラーション記念館としていまも美しいたたずまいのまま残されています。度重なるスウェーデン旅行の間にカール・ラーションのお孫さんや、カール・ラーション・ゴーデンのスタッフとも親しくなり、2018年の記念行事の一つとして来日が実現するという夢のような話にまでなってしまいました。
カール・ラーション・ゴーデンはガイド付きで見学ができますが、内部の写真撮影は厳禁されています。
Christina Jonsson(クリスティーナ・ヨンソン)館長と、Caroline Edman(カロリーネ・エドマン)学芸員が、スタッフにしか撮れない貴重な写真をたくさん見せてくださるのではないかと期待しています。
来たこともないのに「日本は芸術家としての私のふるさと」とまで書き残したカール。その「ふるさと」に来る機会を得たことをChia キア( kristinaのスウェーデン語での愛称)もカロリーネも「夢みたい!」と喜んでいます。

なお、2月20日のJISSでの講演会以外に2月19日、2月21日にも講演を聞く機会はあります。詳しくは《カーリン&カール・ラーション友の会》ホームページhttp://www.karin-and-carl-larsson.net の中の「nyheter」をご覧ください。もしくは宮田宛( yoshikomiyata0515@gmail.com )にメールをくださってもかまいません。
-------
多くの方のご参加をお待ちしております。

● 講師 Christina Jonsson カール・ラーション・ゴーデン館長、Caroline Edman 同学芸員
 訳 宮田宜子 カーリン&カールラーション友の会会長/一般社団法人スウェーデン社会研究所理事
● 日時 2018年2月20日(火) 午後6時~8時(5時半開場)
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)

【今後の研究講座(予定)】
第204回 2018年3月16日(金)「目からウロコの【大人の修学旅行】帰国報告会」

今回で7期目となる明治大学国際日本学部 鈴木賢志ゼミの卒業生は、わが国のLGBT(性的少数者)をめぐる課題について、下記の5つのテーマで日本とスウェーデンの現状を明らかにし、その比較分析を通じて学んだことを発表させていただきます。

1.「同性愛に対する意識は何に影響されるのか」
2.「スウェーデンにおけるLGBTの法制度-何が制度をつくったのか」
3.「LGBTとメディア-メディアがつくりだすLGBTのイメージ」
4.「LGBTを取り巻く生活環境-日本はスウェーデンに追いつけるか」
5.「スウェーデンの幼児教育におけるジェンダーニュートラル教育-日本への導入可能性」

多くの方のご参加をお待ちしております。

● 発表 明治大学国際日本学部 鈴木賢志ゼミ
● 日時 2018年1月17日(水) 午後6時~8時(5時半開場)
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)

【今後の研究講座(予定)】
第203回 2018年2月20日(火) Christina Jonsson カール・ラーション・ゴーデン館長、Caroline Edman 同学芸員 (訳 宮田宜子 カーリン&カールラーション友の会会長/一般社団法人スウェーデン社会研究所理事)

今回は、スウェーデン国立美術工芸デザイン大学への留学のご経験があり、スウェーデン輸入住宅のモデルハウスデザインをはじめ、建築空間のテキスタイルアートやインテリアデザインに長年携わっていらっしゃる、フォルムSKR スカンディックハウス 代表の川上玲子さんにご講演いただきます。

川上さんは、昨年、谷中にスウェーデンの暮らしのデザインを紹介するショップ「SWEDEN GRACE」をオープンされ、また本年には北欧建築・デザイン協会会長にご就任されるなど、ますます精力的な活動を続けていらっしゃいます。

今回のご講演では、デザインのプロ向けというよりは一般の方を対象として、スウェーデンのライフスタイルと、そこで育まれたデザインの魅力についてお話しいただきます。

多くの方のご参加をお待ちしております。

● 講師 川上玲子 フォルムSKR スカンディックハウス 代表、北欧建築・デザイン協会会長
● 日時 2017年12月7日(木) 午後6時~8時(5時半開場)
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)

【今後の研究講座(予定)】
第202回 2018年1月17日(水) 明治大学国際日本学部鈴木ゼミ
第203回 2018年2月20日(火) Chia Jonsson カール・ラーション・ゴーデン館長、Caroline Edman 同学芸員 (通訳 宮田宣子 カーリン&カールラーション友の会会長/一般社団法人スウェーデン社会研究所理事)

今回は、スウェーデンの教育について、お二人の先生からお話をいただきます。

1.スウェーデンの就学前教育-アウトドア教育を中心に(西浦和樹 宮城学院女子大学教授)
スウェーデンの学校教育は、1歳から5歳までの就学前教育(プリスクール)、6歳のプリスクールクラス、7-16歳の小・中学校(1年生から9年生)、16-19歳の高等学校、大学、大学院教育が行われています。公立と私立の給与面で差がなく、保育士不足も手伝って保育教諭の初任給は高水準(例えば、モタラ市で月給30万円から)となっています。
子育て環境は、子どもの権利が保障されるように手厚くなっています。教育費は無料、父親も母親も育児休暇が義務付けられている両親休暇は480日(その間、給与の80%保障、よって0歳児は家庭で育児)、医療費は18歳以下が無料となっており、子育てに関して経済的負担がかからない仕組みとなっています。
スウェーデンの幼児教育は、2016年度4月から実施された新しい子育て支援制度(幼保一体化、施設給付金など)と同様の仕組みが1998年に既に整備されていたことから、日本からみてスウェーデンは子育て先進国と考えてよいでしょう。
教育内容については、「アウトドア教育」のような特色ある教育、例えば、幼児期の科学教育(STEM教育:Science, Technology, Engineering, Mathematics)が実践されています。
本時では、2017年2月の宮城学院女子大学の海外研修の視察報告(プリスクール、ファミリーセンター、科学館、自然学校など社会制度設計の考え方)、2017年3月の宮城県訪瑞団の視察報告(グリーンツーリズム)、さらに2017年8月下旬から3週間のプレスクール実習を終えた学生からの報告を交えて、日瑞交流の今後に向けた話題提供を行います。

【参考文献】
シェパンスキー,Aら(著) 西浦和樹・足立智昭(共訳)『北欧スウェーデン発 森の教室-生きる知恵と喜びを生み出すアウトドア教育』 北大路書房(2016年)

2.スウェーデンの起業家精神教育(川崎一彦 東海大学名誉教授、ストックホルム在住)
北欧の就学前、初等教育における起業家精神教育とは、単にビジネスをスタートさせること(外的起業家精神教育)ではなく、 起業家的特徴または外的起業家精神の前提条件(内的起業家精神教育)で、具体的には、創造性、自己効力感(self-efficacy)、行動、勇気、協調性とネットワーク能力、ものごとを達成するモチベーション、常に学び続ける態度、空想性、豊かな発想、我慢強さなどを意味します。
内的起業家精神は、起業するしないに拘わらず、21世紀の社会では、たとえ大企業に勤めても、公務員でも、全国民に必要な資質と位置付けられてきました。
今回は、スウェーデンの就学前、初等教育における内的起業家精神教育について、とくに高い評価を受けているスウェーデン南部ヘルシングボリ市のプレスクールをケースとして取り上げます。
9月に静岡県私立幼稚園振興協会(千葉一道理事長)から派遣された田村都弥先生(追分幼稚園園長)及び大石竜士先生(静岡聖光幼稚園副園長)の新鮮な感想もお伺いします。

多くの方のご参加をお待ちしております。

● 講師 西浦和樹 宮城学院女子大学教授、川崎一彦 東海大学名誉教授
● 日時 2017年10月26日(木) 午後7時~9時(6時半開場) ※通常より遅い19時開始となります。
● 場所 スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム
● 参加料 研究所会員は無料 一般 1,500円、学生 1,000円(当日受付にて)

【今後の研究講座(予定)】
第201回 2017年12月7日(木) 川上玲子 インテリアデザイナー
第202回 2018年1月17日(水) 明治大学国際日本学部鈴木ゼミ
第203回 2018年2月20日(火) Chia Jonsson カール・ラーション・ゴーデン館長、Caroline Edman 同学芸員 (通訳 宮田宣子 カーリン&カールラーション友の会会長/一般社団法人スウェーデン社会研究所理事)