今回は長い間幼児教育に携わっておられる水野 恵子氏に「スウェーデンの保育は世界の保育モデル~制度・歴史・保育実践について」と題したお話を頂きます。水野氏は毎夏スウェーデンに行かれてスウェーデンの幼児教育を把握しておられます。
スウェーデンが男女平等先進国であることはよく知られています。男も女も仕事も子育ても両立が当たり前の国です。それを可能にするのは480労働日の長期の育児休暇です。長期の育児休暇が女性だけに担わされていたら女性のキャリアにはマイナスですが男性の育児休暇取得率も90%以上(日本2,3%)です。その後、子どもは1~1歳半くらいになると、就学前学校へ入学します。内外ともに豊かな環境の就学前学校での基本は民主主義です。保育者は一人一人の子どもを尊重し、「子どもの声を聴く」ことから保育は始まります。
スウェーデンでは1歳からのすべての子どもに保育は権利として保障されています。待機児童問題で劣悪な環境の保育施設で育つ日本の子どもがより質の高い保育が保障されるようにスウェーデンの保育を紹介していきたいと思います。
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- ・講師
- 水野恵子氏 元日本女子体育大学教授
・日時 - 2016年1月20日(水)
午後6時~8時(5時半開場)
- ・場所
- スウェーデン大使館1階ノーベルオーディトリウム(港区六本木1-10-3)
駐車場はありません。
- ・参加料
- スウェーデン社会研究所会員は無料
一般1000円、学生500円(当日受付にて)
- ・申込方法
- メール(office@m.jissnet.com)にてお願いいたします。